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21Jun

「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」 福沢 恵子, 勝間 和代

Posted by somanybooks in Business

思い切って、20~30代の働く女子必読の書、と言い切ってしまおうと思います。1章1章が衝撃的でした。


■ 感想

「暗黙のルール」という言葉は誰しもがご存じだと思います。明文化されておらず、特に機会さえ無ければ口に出されることさえないルール。実は会社にもこの「暗黙のルール」があり、自分にはまだこのルールを知らされていない、と分かったら、あなたはどうされますか?

2人の著者は、企業にもこの「暗黙のルール」が存在する、と主張します。問題は、「男性が働き女性が家を守る」という生き方がごく最近まで日本の常態だったため、日本企業における新参者である女性がこの暗黙のルールを知らないまま働き、労働の割に正当な評価・対価を享受できていない点です。
本書の中では著者が、世間一般で言われるところの「常識」と企業における「暗黙のルール」との差異を明らかにし、女性がより良く企業で生きるにはどのようにすれば良いかを示唆します。

私にとって衝撃的だったのは、「出世しなければやりがいも生まれない」「低賃金で働き続けるのではなく、働きに見合った報酬を要求する」「仕事が滞るほどの攻撃を受けたら総力を上げて反撃に打って出る」など、日本の大多数の女性が実施していないだろう点が暗黙のルールとして示唆されている点です。
企業での自らの経験と照らし合わせながら読み進めていくと、実感としてルールの正しさが理解でき、「今までこんなことも知らなかったのか、知らずに何年も働き続けてきたのか」と、我がことながら唖然しました。

女性であれば、一読して損はないかと思います。

 

右が本書。amazonで中身を読むことができます。
左は、本書が作られる元となった洋書「ビジネスゲーム」の日本語版です。


関連リンク
 「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」
 「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」































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29Jun

「日経ビジネスAssocie 2010年 6/1号」 :パーソナルブランディング

Posted by somanybooks in Business

97~105ページの、パーソナルブランディングに関する記事が面白かったです。パーソナルブランディングを効果的に行うには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。


■ 自分が何を好むかを知る

まずブランド確立の基本中の基本として、自分は何を好み、どんなことなら続けても苦痛にならないか、を知ることです。
自分の好むと好まざるを知らなければ、自分ブランドを育てていくことはできません。逆に、自分が心からしたいことや好むことであれば、どんなにニッチでマイナーなことでも全く問題にならないのだとか。むしろ、マイナーな事柄の方がその分野の第一人者となれるので、パーソナルブランディングを確立しやすいようです。

また、覚えておきたいのが、パーソナルブランディングは相手の期待に合わせて自分を変えることではなく、あくまで自分の好みや強みを尖らせていくことにあるという点です。ニーズを探ることも大事なのですが、自分を見失うとパーソナルブランディング自体が色褪せてしまいます。

目安としては、9年間で10,000時間やっても飽きないこと、が自分の強みなんだとか。著者の場合はビジネス本を読むことだそうです。私の場合は...小説を読み耽ること、でしょうか....。強みは幼少期の記憶や体験に裏付けられていることが多いそうなので、幼い頃の自分の思い出をぼんやり思い返してみると、強みが見つかるのかもしれません。


■ Web上のツールを使う

そしてポイントの2点目は、インターネット上のツールを効果的に使うこと。今は、アマチュアの人の投稿したたった1本の動画が、世界で1億回も再生される時代です。10年前と比べ、自分自身をより多くの人に、より深く知ってもらえる機会が増えつつあるのは確実です。ブログ・ツイッター・ユーストリームなどコストのほとんどかからないツールを上手に使いブランディングを確立することは、勝間さんを始めとする多くの方々に利用されている手法なのだとか。


■ 文章力と信頼

ポイントの3点目は、文章力と信頼が大事、という点。特にインターネットというツールを特徴を考えると、この2点は外せないでしょう……。インターネット上は話す機会よりも読み書きする機会の方が圧倒的に多く、しかも自分を表現する回数も従来とは比べものにならないほど多いと言えます。気を抜くと、どれほど自分を取り繕った言葉を並べていても、長く書き続けているうちにボロが出る、という悲惨なことにもなりかねません。常に誠実に対応し続けることが、ブランド作りのキモだそうです。





関連リンク
 「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」 勝間和代
 「金持ち父さんの投資ガイド 入門編―投資力をつける16のレッスン」
 「金持ち父さんの子供はみんな天才」


































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16Feb

「Conative Connection」 Kathy Kolbe (コルベインデックス)

Posted by somanybooks in Business

人間の本能的行動・性質の研究者であり、コルベ・インデックスの作成者としても有名なKolbeさんの本です。コルベ・インデックスもkolbeさんの著作も、日本語版はまだ出版されていないようですね...。


■ What's Kolbe Index?

コルベインデックスとは、Kathy Kolbeというアメリカの教育企業家が考え出した適性検査です。自分が先天的にどんな行動を取る傾向があるか、どう行動すればよりストレスが少なく、学習や仕事で結果を残せるようになるかが分かるようになります。

テストはインターネット上で受けることが出来、49ドル弱の費用がかかります。テストを受けるとその場で結果が表示されますが、36問の質問内容も結果もすべて英語です。ですが、コルベ・インデックスは面白いので、英語が苦手な方も、一度受けてみられることをおすすめします。
(検査結果はA4用紙20枚ほどでカラー印刷もできますので、苦手な方はとりあえず結果を印刷して、辞書を引きながら数日かけて結果を知る、という方法も取れます)

Kolbe.com Products



・コルベ・インデックスを受けるには
 こちらへ → コルベインデックス(Kolbe A™ Index)の受け方


・コルベインデックスの質問内容

コルベインデックスは、36問の質問と4つの選択肢から構成されています。
質問を読み、選択肢の中から「自分が最も選びうる行動」と「最も選びそうにない行動」を1つずつ選びます。

質問内容は、こんな感じです↓
-----------------------------------------
それぞれの質問に対し、自分が最もしがちなこと、最もしそうにないことを1つずつ選びなさい

1. ある人がある道具の使い方を学ぶのを手助けするなら、私は... 

 ・試行錯誤するようすすめる
 ・マニュアルを持っているか確認する
 ・どうしてそんな風に動くのかを説明する
 ・自分が使って見せる

2. あるアイデアが良いものかどうかを判断するなら、私はそのアイデアの持つ...を考慮に入れるだろう

 ・実用性
 ・効率の良さ
 ・インパクト
 ・耐久性
-----------------------------------------

36問の回答を終えると、診断結果が画面に表示されます。診断結果は下記の4つの項目について、あなたがどういう傾向を持っているかを1~10までの10段階で示してくれます。

 ・Fact Finder
 ・Follow Thru
 ・Quick Start
 ・Implementer

この4項目は、数値が1~3しかないグループ(resistent)、4~6の中程度のグループ、7~10の高数値のグループ(insistent)の大きく3つに分類されます。それぞれの項目がどの程度高いかによって、自分に最適な仕事・学習の仕方が大きく異なります。


■ Fact FInder(ファクトファインダー)とは

Fact Finder(事実を見つける人)という名が示す通り、事実や情報に対してどのように取り組むか、を示す項目です。

Fact Finderの数値が高い方は、事実や詳細な情報に対し、一般の人よりも細やかに接する傾向があります。物事に対処する際に集められる限りの情報を集めたり、集めた情報を使って長々と報告書を書いたり、微に入り際に穿って滔々と論を述べることが得意です。長い文章を書いたりスピーチをしたりするのが苦にならない方は、大抵この数値が高い方です。

逆にfact finderの数値の低い方は、物事を単純化するのが得意。物事の要点だけをとらえて、すばやく対処するのが得意です。

実は、私はこの項目が10段階中の2しかありません。事実、文章を長々と書くのは正直苦痛を伴いますので、自分が疲れていない時や気が向いたときしか行いません。(このブログの更新もそうです...) プレゼンとスピーチは大嫌いですし、物事を説明することを可能な限り避けようとする傾向があります。そして、「いちいち言うより、自分でやった方が早いし確実」だと心から信じています(笑)

ですがやり方さえ学べばどなたも長い文章も要約文も書けるようになるように、4つの項目の高中低3段階のどの能力も、後天的に身につけることができるとのこと。希望が残されているところがいいですね(笑)


■ Follow Thru(フォロースルー)とは

Follow Thruとは、物事や情報をどのくらい体系立てて考えるかを示す数値です。

Follow Thruの数値の高い方は、一見ばらばらに見える事柄の中に秩序を見出し、体系立てて並べて整理します。規則性のある環境に身を置くことを好み、物事を包括的にとらえるられるようなシステムを作り出します。
ToDoリストを作ってから仕事に取りかかる方や、パソコンのフォルダ名に数字をつけて並べる癖のある方は、この数値が高い方が多いです。

逆にFollow Thruの数値の低い方は、秩序や規則性の中に身を置くと苦痛を感じ、システム自体を壊そうとします。既存のシステムを自分なりに壊してアレンジし、かつ、複数の事柄を同時にこなすことが得意です。

私は、この数値が10段階中の7で、4項目のうち最も高い数値をこの項目で叩き出しました。ですが、自分がFollow Thruであると知った時、最初は違和感を感じました。自分では、秩序を見つけているつもりもシステムを作っているつもりも、まるでありませんでしたので。

ただ、私が仕事に取り組む際、事前に環境を十分に整えてから取り組むことはしばしばありました。excel資料作成の仕事を継続的に受けるなら、①事前にexcel技術を磨いておく、②データ元となるURLを登録しておく、③作成した資料を共有するフォルダを整理しておく、などです。こうすることで、仕事が早く終わり、成果を出せ、かつ、自分の評価が大きく上がることを知った時、環境を整えることが自分にとっての「システム」作りだったのだと分かりました。確かに世の中には、システムを必要とする人材がいるようです。


■Quick Start(クイックスタート)とは

Quick Startとは、変化や未知の物事に対する耐性を示す数値です。

この数値の高い方は、変化を好み、自ら変化を作り出す傾向があります。リスクの高い行動・実験的な行動を取りがちで、ひとたび事が起こった時には誰よりも早く対処します。

逆にこの数値の低い方は、自分や周囲を変化させることに苦痛を伴うため、可能な限り現状を維持しようとします。物事を変化させる必要がある場合は、十分にリスクを計算してからでなければ行動を起こさず、対処する際も時間をかけて慎重に行います。

私はこの数値が10段階中の6で、なかなかの高水準でした。確かに落ち着いて物事に取り組むのは得意ではなく、ひらめきと勢いに身をゆだねて嵐のように物事を片付ける方が得意です。
そして私の母は私よりもこの数値が高く、昼間にTVで見た料理は、まず間違いなく夕食の食卓に登場します(笑) ニュースで省エネがもてはやされ始めた時には、既に自宅の電球は廊下から何からLED電球に取り替え済みで、私を始めとする家族みんなが母の行動の速さに驚いたものです。


■Implementerとは

Implementer(インプリメンター)とは、形ある物や三次元の空間に対する親和性を示す数値です。

この数値の高い方は、物や空間との相性が良く、手足を使って物を作り上げたり、適切な位置に物を配置したり、良質な道具を揃えそれらをとびきり上手に扱う傾向があります。大工職人やスポーツマン、楽器の演奏家などの職業に、この数値の高い方が多いです。

逆にこの数値の低い方は、手足を使って物を生みだすよりも、想像の中で考えを整理する傾向があります。壊れたドアノブの修理など、形あるものに対し複雑な対応を迫られた時にはストレスや苦痛を感じますので、可能であれば、どなたか別の方に助けを求めた方が賢明です。

私は、この数値が10段階中の5と丁度中間でした。身体を動かすことにも物を取り扱うことにも苦痛は感じませんが、取り立てて評価されることも特にありません。
私の周囲にこの数値の高い方が2名いるのですが、うち1名は、仕事の休み時間ごとににひたすらiPhoneを弄り倒すほどのiPhone好きで、iPhone・iPadに関するほとんどの質問に即答で答えて下さり、仕事をしていて心強いことこの上ありません(笑) また、仕事中にこの方の机が散らかっているのを見たことがなく、パソコン・iPhone・お茶などが常に手に取りやすいところに置かれているのが印象的でした。


■ 効能

コルベ・インデックスの考え方を学んでから、性格や仕事の仕方が自分と違う方と話すのが、さほど苦手ではなくなりました。昔は、重箱の隅をつつくような質問をされる方が大の苦手だったのですが、「ああ、この方はfact finderの数値高い方か。なら先に、事実だけをできる限り伝えてみようか」と、人に合わせて接し方を変えられるようになりました。天分が自分と違っていたら、接し方を変えるしかないですものね。

そしてfact finderの数値の高い方に事前の根回しをしておくと、説明苦手な私に代わって周りを説得して下さるということが分かり、仕事に相乗効果を生めるようになりました。
人とのかかわり方を学ぶ上で、非常に有益な本だと感じています。

コルベインデックスを受けるには、→ こちら

■ 「Connative connection」の本

サンプル画像を置いておきます。







  

↑ Kolbeさんの著作。全て英語で書かれた書籍ですので、ご注意ください。


関連リンク
 「金持ち父さんの子供はみんな天才」ロバート・キヨサキ (P.272-299に、コルベインデックスに関する記述があります)





























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23Dec

「企業の採用担当者が欲しがる転職時代の履歴書・職務経歴書の書き方」 橋本佳奈

Posted by somanybooks in Business

外資系企業への転職を考慮されている方に、おすすめです。


■本の説明

簡単な自己分析や、履歴書・職務経歴書・英文履歴書の書き方を説明した本です。巻末には、自分が今の会社の何に不満を感じているかをチェックするチェックシートなども用意されています。
特に、英文履歴書外資系企業での面接の記述が充実しています。


■感想

転職で企業を選ぶ際、外資系企業だからという理由だけで応募出すケースは稀と考えています。少なくとも私の場合、志望する業種や職種で職を探していて、応募しようと思ったら外資系だった、というケースの方が多数でした。

ですが、いざ外資系に応募するとなった途端、書類の書き方から面接対策まで日本企業の常識が通用しなくなるので、良い企業を見つけてから本を探して書類用意していたのでは、到底間に合いませんでした。なので、あらかじめ外資系対策も視野に入れて本を選ぶのは、非常に有用だと思います。

ただ、外資系企業での書類・面接に関してきちんと言及されている本は、あまり多くありません。大抵は、巻末に数ページが用意されているだけの端役扱いになっていることが多いです(笑) でもこの本は、英文での添え状の書き方や例文、採用試験を受ける時の心構え、それに面接質問集まで付いていたので有難かったです。

また、やや余談になりますが、転職対策本は複数読んでおいた方が良い、と実際に面接を受け始めてから感じました。読めば読むほど自分がどうして通らないのかが分かり、書類でも面接でも通過できる確率が上がってきます。1000円~2000円の出費でより良い仕事が決まるなら、費用対効果としてはなかなかに悪くない選択だと思っています。





関連リンク
 「キャリアを200%アピールできる職務経歴書の書き方」上明戸聡
 「カーネギーの話し方教室」D.カーネギー
 英語仕事:社内通達文
 






































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23Dec

「キャリアを200%アピールできる職務経歴書の書き方」 上明戸聡

Posted by somanybooks in Business

職務経歴の複雑な方に、是非お読み頂きたい本です。


■本の説明

1998年出版という古い本なのですが、どの職種・業界を目指される方にもおすすめできる珍しい本です。

職務経歴書の書き方の基本を押さえたうえで、応募職種別(営業・技術・企画等)、職務経歴書の種類別(編年体キャリア体)に職務経歴書の書き方が説明されています

ただ、ビジネス書としては出版の古い本ですので、転職書類=手書きを前提として記述されています。パソコンの普及した現在では選考書類の大半がパソコンでの作成を前提としていますので、この点だけは無視してお読み頂く必要があります。


■ 感想

・実例が豊富かつ多様

この本が素晴らしいのは、とにかく職務経歴書の実例が豊富に掲載されていることです。

ただ数が多いだけではなく、キャリアの浅い方・社歴の長い方・転職回数の多い方・未経験者など応募職種だけでなく、個々の応募者の状況に合わせて、様々なバリエーションが用意されています。
20~30通りくらいの職務経歴書例が掲載されていますので、どの方にも、自分のキャリアをアピールするのに一番適した形式が見つけられるのではないかと思います。

・派遣社員の職務経歴書

私などは、自分のキャリアの途中に派遣社員を経験おり、その時の経歴が多様すぎるため、どんな職務経歴書にすれば良いやら皆目分からず困り果てていました。この本を読み実例を眺め、比較検討を重ねてみて、社歴ではなく職種ごとに作成するキャリア体の職務経歴書が自分に適していることが分かりました。

また未経験の職種に進む予定でしたので、自己PR欄を設け、志望理由を述べ自分の意欲を相手にきちんと伝える必要があることにも気付きました。
そうして選考書類を書き直してからは、3回に1回ずつくらいは書類選考を通過できるようになりました...良かったです!

ある本に、「履歴書と職務経歴書は、人生で最も重要度の高い書類です。この書類の良し悪しで、将来のチャンスと給与が決まります」と書かれてあり、今ならその言葉の意味が身に染みて分かります。

相変わらず、下らない選考書類を書くのも自分の長所を面接でこれ見よがしに語るのも苦手ですが、採用選考という不愉快なものが避けて通れない以上、なるたけ早いうちに職務経歴書の書き方をマスターしたいものですね。




関連リンク
 「企業の採用担当者が欲しがる転職時代の履歴書・職務経歴書の書き方」橋本佳奈
 「カーネギーの話し方教室」D.カーネギー
 管理人の簿記勉強方法





































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09Dec

「EQ―こころの知能指数」 ダニエル・ゴールマン

Posted by somanybooks in Business

感情をより深く理解し、自分自身をコントロールする力を身につけたい方におすすめです。現在進行形で世界中の方々に読まれ続けている、大ベストセラーです。


■本の説明

心や人とのかかわり方について、科学的な面、心理学の学術的根拠を踏まえつつ、丁寧に説明してくださる本です。
怒り、不安、憂鬱、喜びなどを感じる時、そうした感情が強すぎる時、脳がどうなっているか、そうした激情はどう切り抜ければ良いか、他人とより上手くかかわるには、など。
自分の精神状態をより適切に理解し、コントロールし、人との関係をより円滑に築くための指針となりえる本です。


■主観的学び

・人の中には、2種類の脳、2種類の知性がある
 考える知性(IQ)と感じる知性(EQ)

・EQ = emotional inteligence(心の知能指数)
 EQの高い人が、社会に出て成功しやすい
 自制・熱意・忍耐・意欲を含む
 EQは教育可能

・感情が理性を凌駕する
 激情が人を支配している時は、理性など手も足も出ない
 人間の脳(過去五万世代から作られた)の基本構造に由来する

・感情(emotion)
 本質的には、行動を起こそうとする衝動
 脳に刻みつけられた行、反射的な行動指針

・相手の気持ちを「理解する」
 書物の行間を読み取ることと同じ

・2つの知性、「考える知性」(頭)、「感じる知性」(心)
 別々の神経回路によって働く独立した機能

・情動の「ハイジャック」
 感情が理性を押しやる、思考より先に情動が動く
 大脳辺縁系の扁桃核が緊急事態宣言を出し、脳全体を制圧してしまう
 扁桃核(=警備係)は「これは自分が嫌いなものか、自分を傷つけるものか、自分が恐れているものか」を考え、答えがYesなら緊急通報を出し、脳を乗っ取る
 扁桃核への直通ルートがある
 情動の知性は、思考の知性と異なる結論を出すことも少なくない
 扁桃核による情動の記憶は、幼少期に形成されるため、言葉で考えを整理することができない

・2種類の記憶システム
 海馬:事実の記憶
 扁桃核:事実に付随する情動の記憶
 心に強く感じた出来事は、脳に刻みこまれ、記憶が消えにくい

・working memory(作業記憶)
 情報を一時的に溜めておく記憶
 強い情動が起こると、ワーキングメモリーを保持する能力が妨害される

・IQは、人生における成功度の予言としてはあまり当てにならない
 人生を成功に導く要因のうち、IQが関係するのはせいぜい20%
 知性偏重が社会に蔓延している

・ガードナー「frames of mind」 1983年出版
 多重性
 7種類の知性、
 言語的知性、論理的数学的知性、空間的知性、身体運動的知性、音楽的知性、対人知性、心内知性
 対人知性:他人を理解する能力(統率力、交友能力、紛争解決能力、社会的知覚能力)
      セールスマン、教師、臨床医、宗教家
 心内知性:自分の感情を把握し、分別し、行動指針とする能力

・相手の人格を非難することなく、意見を伝える

・情動の氾濫、自動思考
 感情が極端に主観的に相手に悪い感情を持ち、修正を受け付けない → 関係崩壊  

・常習性のある不安
 リラックス法を実践、自分の感情を建設的に批判する

・フロー


■感想

専門用語が多いため、ゆっくり時間の取れるときに読むことをおすすめします。難しい記述も時折顔を見せますが、読む価値は十分にある本だと感じます。
できれば、高校生・大学生に読んで頂きたいです。ゆっくり時間のあるうちにこの本を読んでいれば、社会に出た際より自信を持って世界と渡り合っていけると思います。

私が一番気に入ったのは、フローに関する記述です。
フローとは、リラックスしつつも高度に集中した状態のことで、競技中のオリンピック選手などが、よくフローの状態に入ることで知られています。
スポーツでも事務仕事でも外科手術でも、フローの状態に入れるか否かは、活動のジャンルを問いません。その行為をやり慣れていて、心からやりがいを感じ、楽しめる行為であれば、フローに入りやすいそうです。

フロー状態に入ると、精神が高度に集中しているため、自分が気付かないうちに素晴らしい成果を上げることができます。ちなみにフローを感じることが出来た方は、フローの状態に入っていること自体に喜びを感じますので、その行為をし続ける動機づけにもなるそうです。





関連リンク
 「EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方」 ダニエル・ゴールドマン (amazonに飛びます)
 「カーネギーの話し方教室」D.カーネギー 
 「金持ち父さんの投資ガイド 入門編―投資力をつける16のレッスン」
 「金持ち父さんの子供はみんな天才」

















































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27Nov

「カーネギーの話し方教室」 D.カーネギー

Posted by somanybooks in Business

人前で話すのがとにかく苦手な方におすすめします。


■本の説明

著者は、スピーチや話し方について教えている講師です。アメリカを始め世界で450万人以上の方がこの方に学び、人前で話すことへの自信を身につけたとか。
カーネギー自身が体験した実例を豊富に盛り込み、効果的に話すための要点をより分かりやすく伝えてくれます。


■ 学び(主観的要点)

・自分を情熱の中に投げ込む(=話すこと、伝えることに没頭する)

・日常会話の中で、機会を見つけて話す練習をする
  本番で話す前に、友人ジェニーに話す

経験に裏付けられた知識の豊富な話題を選ぶ
  喋るには、「資格」が必要
  知らないことは話せない

・立ってから考える 例:チャップリンの遊び

・話題は限定する
 欲張りは失敗の元

・実名を交え、時には細部も交えて、状況が目に浮かぶように


■感想

個人的には、チャップリンの話がお気に入りです。

即興で話すための章に書かれている話なのですが、チャップリンは2人の仲間とともに2年間ほとんど毎晩、ある遊びをやったそうなんです。その遊びと言うのが、めいめいが紙片にテーマを書き込んで伏せ、紙を引いた人は即座に立ちあがって1分間紙に書かれたテーマについて話さなければいけない、というものです。

ある晩仲間の一人が「電気スタンドの笠」と書かれた紙を引き当て、話すのにものすごく苦労したと書かれていて、爆笑しました(笑) 電気スタンドの笠! 私だって電気スタンドの笠について語りたいことなんて、何一つ思いつきません。面白くなって私も実際に1分間やってみたんですが、20秒ももちませんでした(笑)


この本は話し方の本というよりもむしろ、伝え方の本ではないかと思います。というのも、文章書く時に使うスキルも、本書で紹介されている方法とほぼ変わりません。自分の書き進めている文章に没頭すること、書き始める前によく調べることなど、「書く」ことと「話す」ことに共通するスキルに気づかせていただきました。

普段この本を机の前に置いておいて、PCが立ち上がる1分ほどの時間に要点だけ読み返すのが日課になってきました。喋るのも書くのもまだまだ下手なので、ゆっくり学んでいきたいです。




関連リンク
 「カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣」 D.カーネギー (amazon)
 「こうすれば必ず人は動く」 D.カーネギー (amazon)
 「文章読本」 谷崎潤一郎
 「「文」を「藝」にするヒント 基礎編,応用編」 菊池寛作家育成会











































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