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08Jan

「やさしい人物画--人体構造から表現方法まで」 A・ルーミス(著)、北村 孝一(翻訳)

Posted by somanybooks in Painting

多少の骨折りと時間を割いてでも、リアリティのある人物画を描きたい方におすすめです。


■本の説明

美術で食べていけるかどうかで悩んでいる、若い美術家のために書かれた本です。
仕事としての美術の考え方、人物の組み立て方、骨格、筋肉、陰影、いきいきと動きのある人物を描くにはどうしたらいいか、更には手や頭部などの細部に至るまで、人物画を描くための基本が、豊富なデッサンとともに描かれています。

ルーミス 女性画 美人画 鉛筆デッサン 人体のプロポーション

ルーミス 女性画 美人画 鉛筆デッサン 人体の動き

↑ 中身はこんな感じです。クリックすると画像が大きくなります。


■感想

一章・二章・三章がこの本で最も重要な章だと感じます。一章が全身の捉え方や動き・パース、二章が骨と筋肉、三章が陰影についてまとめられています。

ルーミス 鉛筆デッサン 頭部筋肉

ルーミス 鉛筆デッサン 腕筋肉

↑ 筋肉のつき方。覚えるのに苦労します...。

この3つの章は、初めて人物画に取り組まれる方には、とっつきにくく感じるかもしれません。人体を八頭身に分け「上から三頭身目がへそで、四頭身目が股」などのプロモーションから、身体の表面に表れる骨や肉づき、骨格の動きなど、人体を観察し現れる事実を細かく把握し、覚えるべき事柄の多い章が続くからです。
ですが、これらの章にどこまで真面目に取り組めるかが、今後の人物画のクオリティが決まるように感じています。

著者が、紙を用意して写してみなさい、と檄を飛ばしているように、眺めるだけでマスターできるような本ではないことは確かです。二度三度と骨格や筋肉や全身図を描き、手で頭で繰り返し「身につけていく」タイプの本です。

そして掲載されている著者の鉛筆画が、肉感的なのに精緻で美しいところもお気に入りです。Webに載せるという都合上着衣の女性画を選びましたが、この方の描かれる裸婦は本当に綺麗です。プロポーションなどの人体の比率は正確でバランスが取れているのに、女性特有の柔らかさや色気を絵から感じます。

ルーミス 女性画 美人画 鉛筆デッサン

2007年6月時点で第87刷というのも、この技術力の高さと内容の濃さを考えると頷けます。




 ↑ amazonで中身を読むことができます



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